富士山登山録

今回は2016年8月に行った、富士山登山の記録をしようと思います。

盲腸と戦い、1ヵ月で富士へ

 少しさかのぼります。2016年6月、僕は盲腸(虫垂炎)にかかりました。

当初は、「なにやら腹部が痛むな。下痢かな」と思っていたんですよね。昔からよく腹は壊していたので(物理的にではなく)、今回もそれかと思いました。ウンウンうなされながら、「なんやこの熱…全然下がらん…」と思いながらポカリをがぶがぶ飲んでは寝る日々。スペイン語のテストが1週間に2度もあるという理由で病院にも行かず、2週間ぐらい経ちました。

があまりに続くし親も実家から一人暮らしの我が家(汚い)へ来たので、内科へ行くことに。

お医者さん「ここ押すと痛みますかー?」グイッ

ぼく「んああああ!!!

医「あ、これは盲腸ですね。」

盲腸…?単なる下痢による腹痛じゃなかったのか…

医「まあ大丈夫。盲腸は今の時代、簡単な手術して2.3日入院すればすぐ終わります。」

長くなるのでそこからはまた別の記事で書こうと思いますが、結論3週間入院しました(笑)。いろいろと悪化しまくってて、格闘の日々でした。

格闘中の写真。オールバックがその気概を物語っている(しにそう)

 そんなこんなで10kg痩せるほどの入院生活を終え、久しぶりに帰宅。数日して、先輩からLINEをいただきました。

先輩「富士山登るねんけど、どう?」

おお!!富士山!!

登山の経験はなかったし、ぜひ旅行がてら行ってみたい!
関西出身で(諸説あり)、新幹線からもいつも曇っていて見ることができていなかった富士山。これはぜひ行かせてもらわなければ。

が。ひとつ疑問が。

8時間の手術&3週間の入院から全然時間経ってないけど、いいのかな?

旅行日で考えると退院日の1か月後、話が来たのは退院の2週間後ぐらいでした。いちおう普通の体力はあると思っていたのもの、今の状態で大丈夫だろうか。

親に相談してみると、まあ案の定心配される。そりゃそうだ。体重も戻ってないのに、富士山で酸欠にでもなったら末代までの恥になるのは必至。

じゃあやっぱり聞くべきは、お医者さんの意見ですね。

医「あ、いいですよ。登山は健康にいいですからねえ」

あっさりOK。なんか許可する書類的なのも書いてもらいました。じゃあ行きます。笑
お医者さんもそう言うので親もなんとか納得し、富士山登山が決定!!!

大阪に集結、夜行バスへ

 というわけで当日、大阪へ集合。メンバーは自分含めて6人です。
梅田のあたりで夜ご飯を済ませ、新大阪から夜行バスに乗り込みます。

今回は登山用具は現地でほとんどレンタルするので、荷物はバッグひとつで足りました。貴重品や替えの服、雨具やタオルなどを入れてあります。

1日目は夜行バスで過ごし、2日目に登山。夜に休憩をとり、夜明けに合わせて頂上到達、その日に下山してバスで帰るという日程です。1泊3日と言うんでしょうか。

夜行バスでは、さすがに何度かは起きてしまいますがちゃんと寝れたように思います。思えばこれが初めての夜行バスだったかも。夜のサービスエリアがいい味出してました。かつおだし。

富士山スカイラインで5合目へ

「富士山登山」と言っても、ふもとからずっと徒歩で登るわけではありません。5合目まではバスでも行くことができるので、そこまでは連れてってもらいます。これが現代のモビリティだぜ!

空も明るくなってきたころ、バスは高速のICを降りて「富士山スカイライン」を通り登山口まで登っていきます。今回は「富士宮ルート」という初心者向けのルート。いよいよ登るんじゃ~という気持ちになってきます。

が。

天気が怪しい。笑

事前に確認した天気予報では、台風が近づいているとのことでした。はい?
まあなんとかなるだろうとバスに乗り込んだものの、降りてみたらやっぱり雨&風でした。

こりゃ大変なスタートになりそうです。でもとりあえず登れそうなので行ってみましょう!

道具をレンタル、いざ出発!

まずは頼んでいた道具をレンタル。登山用の上着?やストック、ヘッドライトなど。

実際の装備

登山は全員初心者なので、ガイドさんやほかの登山客の方も一緒です。心強いねえ~

ガイドさん「今日中に9合目半を目指します。だいたい1合の半分ごとに小休憩を設けて、夜は山小屋で泊まります。高山病というのもありますが、どうしても上へ行くほど頭が痛かったり呼吸がしんどくなります。もしギブアップという方がいらっしゃいましたら、どうぞお伝えください」

高山病とまでは行かずとも、どうしても体調が厳しくなるのは避けられないようです。なんとかがんばれ、ぼくの体!!

というわけで病明けの体、いざ3776mの頂を目指します。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は実際に登り始めます。

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